東京インプラントGuidanceの定期健診を受けてみませんか?虫歯・歯周病・インプラントは治療だけでなく、治療後のメンテナンスが不可欠。当院では、健康な口内環境を保つための定期健診をご案内しています。
歯肉は、歯と歯の間の三角の形をした部分の「歯間乳頭」と、歯と歯肉の境目にあたる「遊離歯肉」、そして、それ以外の大部分を占める「付着歯肉」の3つに分類されます。歯を支える歯周組織の一部で、細菌の侵入を防ぐほか、食べ物を噛んだときの衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。
歯肉が歯にピッタリくっ付いていないと、歯と歯肉の間にできた隙間に細菌が入り込み、それらの細菌が出す毒素によって歯肉の炎症が起こりやすい状態になります。また、歯垢(プラーク)の磨き残しがあると、その中で細菌の繁殖が進むことから、さらに歯肉の炎症のリスクが高くなるのです。
歯肉炎で最初に現れる症状に、歯肉の腫れと赤みが挙げられます。歯肉が腫れると、歯間乳頭の三角の部分が丸みを帯びてきたり、遊離歯肉がプックリしてくるほか、明るいピンク色の健康的な歯肉に比べて、炎症を起こしている部分を中心に歯肉がやや濃いめの赤色に変化してくるのです。
そして、さらに炎症が進行すると、歯にピッタリと張り付いていたはずの歯肉がゆるみはじめて、歯肉のハリがなくなってブヨブヨした感じになります。指で歯肉を押すと血が出るほか、普段と変わりなく歯磨きをしていても出血が見られるようになれば、ほぼ歯肉炎を発症しているといって良いでしょう。
歯肉炎と歯周病の違いが分かりにくいという方は少なくありませんが、実は、歯周病とは歯肉・歯槽骨・歯根膜・セメント質から成る歯周組織で起こる炎症性疾患の総称で、歯肉炎は歯周病の症状の1つなのです。大きく初期・中期・後期・末期の4つに分けられる歯周病のうち、歯肉炎は初期症状にあたります。
歯肉炎を放置しておくと、炎症は歯肉にとどまらず歯周組織全体に及び、歯周病の中期段階「軽度の歯周炎」、後期段階「中度の歯周炎」、末期段階「重度の歯周炎」と進行します。最終的には、歯肉の退縮や歯槽骨の吸収が進み、歯周組織が歯を支えることができなくなって歯が抜け落ちてしまうのです。
歯肉炎の改善に最も効果的なのが、毎日の歯磨きによるセルフケアです。歯と歯の間や歯と歯肉の境目などは、歯肉の炎症の原因となる歯垢が付着しやすいため、しっかりと磨く必要があります。また、歯ブラシでは歯間の歯垢は落としきれないため、補助的に歯間を清掃するデンタルフロスの使用が必要です。
さらに、セルフケアと並行して行いたいのが、歯科医によるプロフェッショナルケアです。セルフケアの歯垢除去率は100%といえないほか、歯垢の石灰化によってできる歯石はセルフケアで除去することができないため、プロによる歯周ポケットの洗浄や歯石除去などのケアを定期的に受ける必要があるのです。
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